医学部合格者の勉強法や勉強計画とは? 先輩に学ぶ合格の秘訣!

2024.11.15

現在D組のチューターとして働いているS.Nさんにインタビューしました。
「現在通っている医学部を志望した理由」「効果的だった勉強法」「苦手強化の克服法」「受験当日のお話」など、合格の秘訣を聞き出しました。ぜひ、本記事であなたも合格のヒントを掴んでみてください!

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Q1 医学部志望理由と現在通っている大学の志望理由を教えてください

1番初めに医師を目指したのは、良いかどうかは分かりませんがドラマがきっかけだったと思います。

私の両親は医療関係者ではありませんが、何故か幼少期、家でずっとERというアメリカの医療ドラマが流れていました。
このドラマに登場する医師に憧れ、幼稚園生の頃には医師になりたいと思っていたと記憶しています。伯母が医師として働く姿を見ていたことも少なからず関係しているかもしれません。

将来の方向性が具体的に定まったのは高校生の頃です。
東日本大震災の被災地を訪れ、現地の方々のお話を聞いて、救急医を目指すようになりました。現在は、患者さんの全身管理ができるようになりたいと麻酔科医を目指しています。

通学中の大学を志望した理由は、立地もありますが、旧設医学部だからこその教育体制の充実という部分が大きいです。

Q2 受験生の時、どれくらい勉強時間を確保していましたか? 1日のスケジュールを教えてください

私は2年間浪人しての大学入学なので、主に2年目どのように過ごしていたかを書こうと思います。

私は私立専願、共通テストは受験しないと決めていたので、勉強したのは英語、数学、生物、化学の4科目です。
英語、生物は元々好きだったのもあり成績もある程度安定していましたが、数学(特に数Ⅲ)、化学の成績が壊滅的だったので、英語、生物は更にレベルを上げる、数学、化学は基礎をもう1度定着させることを目標にしていました。

朝は必ず7時半に登校し、早く来て下さっている先生に質問をしてから授業を受ける、16時(遅くても17時半)に授業が終わった後は、先生に質問をしつつ、自習室に残ってテキストの復習や問題集、過去問に取り組み、21時に帰るというスケジュールで過ごしていました。
お昼の時間は休み、1日の授業が終わった後は適度に休憩を挟むことでメリハリをつけていました。

Q3 通学中の医学部を受験するにあたって、勉強法で工夫したことはありますか?

まずは、入試前に各科目の問題構成、難易度、頻出分野を細かく分析したことだと思います。

例えば、受験した医学部の数学の問題はかなり問題の難易度が高かったですが、基本的な問題がないわけではありません。その為、私が数学が得意ではなかったのもありますが、各大問の基本的なものは落とさないように見直しを徹底するようにしていました。

英語は問題量に対して時間は短いですが出題パターンは変わらない為、どの順番で解いたら効率良く解けるかを先生と相談しながら考え、過去問を解く際は常に時間を意識していました。

また、理科はマークと記述混合で、マークの問題は大半が正誤問題です。

私の場合、ある程度得意だった生物は、改めてセミナーで知識の確認をするのは勿論、過去問、同じく正誤問題が出題される東京医大の過去問を解く際は、誤りの選択肢の根拠を考えるようにしていました。

化学は、得意だった有機化学分野(高分子の構造決定など)は落とさないように、演習を重ねていました。

Q4 通学中の医学部を受験するにあたって、実際に役立った参考書や使い方を教えてください

予備校のテキストを完璧にするのは勿論、基礎の定着の為、数学は基礎問題精講、生物はセミナーを夏までに3周したのは確実に基礎力の向上に繋がったのではないかと思います。

また、数学を中心にテキスト、問題集を解いていて間違えた問題やポイントなどを単語帳にまとめ、入試の日は必ず持ち歩き、電車の中、空き時間などに確認していました。

生物は図説を常に持ち歩き、不安な箇所に付箋を貼り、すぐに確認できるようにしていました。

Q5 受験当日の手ごたえはいかがでしたか? 自分の勉強法が活きた部分はありましたか?

最初の数学は自己採点も低く、自信もありませんでしたが、試験後、予備校の先生から「問題が難しいから仕方無い、諦めずに英語で点数を取れれば大丈夫」と連絡を頂き、その後の英語、生物化学と試験を最後までやり切ることができました。

特に英語に関しては、私が入学した年から形式が少し変わりましたが、事前に過去問を分析し、効率を意識して過去問を解いていたからこそ、時間が足りなくなること無く、全問解くことができたと思います。

また、生物、化学は正誤問題では幅広い知識が問われますが、記述問題では傾向が偏っています。

化学は、後回しになりがちな有機化学分野まで学習し、演習を詰めていたのは、化学が苦手でも点数を取ることができた要因の1つではないかと思います。

Q6 なぜ合格できたと思いますか? まとめをお願いします!

私の受験した大学は1次試験で小論文の記述があります。
適性試験と800字の小論文を60分で終わらせるのはかなり大変ですが、1年間かけて小論文を書く練習をしていたことで、社会問題に触れる機会が増え、書き切ることができたと思います。

不安要素が無い状態で面接試験に進むことができたからこそ、緊張しすぎること無く面接に臨むことが出来たと思います。

小論文はどうしても後回しになりがちですが、書く練習は本当に大事です。
1次試験、2次試験共に、しっかりと戦略を立てて対策した上で試験に臨むことが、自分の自信にも繋がり大切だと思います。 

大変なことも多いですが、家族、先生方、周りを頼りながら、仲間と切磋琢磨しながら頑張ってください!

本記事に協力してくれたD組のチューター
S.Nさん


S.Nさん、ありがとうございました!
本記事が医学部合格を目指す皆さんに、一つでもお役に立てば幸いです。

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