東邦大学医学部生物の傾向と対策!(D組講師 牧島 央武先生)

2024.11.11

D組講師牧島 央武先生による!東邦大学医学部の傾向と対策!
今月は医学部専門予備校D組生物科講師の牧島 央武先生に東邦大学生物の入試対策をお聞きしました。

東邦大学では、合理的な解釈を導き出せる力が必要

Q:牧島 央武先生よろしくお願いいたします。早速ですが近年の東邦大学の生物には特別な傾向はありますか。

A:以前の東邦大は大問数が多く、そのなかで大問ごとの難易度のバラつきが大きかったため、「どの大問に取り組むか?」をすばやく吟味することが重要でした。近年は大問数が4題に固定され、どの大問にも長めのリード文やグラフが付されるようになりました。単純な知識を問う問題ではなく、文章やグラフなどのデータを読み、そこから合理的な解釈を導き出せる力が必要となる骨太な考察問題が出題されます。どの大問も捨てることなく取り組む必要があるでしょう。

東邦大学では、小手先のテクニックより自分の頭で考えることが大切

Q:牧島 央武先生としては、その傾向にはどういった大学の意図が現れていると想像されますか。

A:小手先のテクニックで点数を稼ぐのが得意な受験生ではなく、課題に正面から取り組み、解決しようとする姿勢をもった受験生が求められている印象です。リード文は長いですが、それは多くの情報を与えたいからです。反射的な知識や直感ではなく、与えられた情報を吟味し、自分の頭で考えることができる学生を求めているのではないでしょうか。それは医学を学ぶときにも、その先でも求められる力ですから。

多くの文章に触れ、初見の問題への対応力を身に着ける

Q:現在、まだ合格水準に足りていない受験生が東邦大学医学部の合格水準に達するための努力としてはどういったものが考えられますか。

A:直接問われる場面は少ないですが、まずは十分な知識、生命現象に対する一般的な理解が必要です。それらが不足していては土俵に上がれません。教科書は最も効果的な教材です。特に「読むこと」に抵抗感のある受験生は、東邦大との相性が悪くなってしまいます。生物にかかわる多くの文章に触れ、長いリード文へのハードルを下げていきましょう。その点、教科書は、知識の確認もできて良質の文章にも触れることができるので、いいことずくめです。
その後は、本人のレベル感に合わせた問題演習が大切です。東邦大で出題されるテーマやグラフは目新しいものも多く、典型問題だけでは足りません。選択問題のみなので論述対策は不要ですから、共通テスト対策の演習本などを利用して、初見の問題へのアプローチ力を鍛えておきましょう。

本物の自信を携えて挑めるように今からの時間を大切に

Q:東邦大学医学部の入試当日に気を付けてほしい点はありますか。

A:弱気はミスを生み、発想を潰します。張りぼてでもいいので、自信満々で挑んで来てほしいです。もちろん、その自信が本物であることが一番なので。「人事を尽くして天命を待つ」の気持ちで当日を迎えられるよう、今からの時間を大切にしてください。

今日を真剣にすごすこと

Q:いよいよ冬期、直前期を迎えラストスパートに入る受験生に熱いメッセージをお願いします。

A:これまでも、これから当日までも、あまり変わりません。その日やると決めたことをやり切る。その繰り返しです。気がつくと思いのほか遠くまで進んでいるはずです。

牧島 央武先生の好きなおやつとは?

Q:最後に牧島 央武先生の好きなおやつを教えてください。

A:名古屋銘菓のういろうです。一本丸ごと食べれます。

丸ごと一本!確かに牧島先生ならば丸のみできそうなポテンシャルを感じます。牧島先生には学術的な鋭さだけでなく何か野生のポテンシャルも感じますからね。牧島 央武先生、受験生に寄り添ったアドバイスの数々ありがとうございました。東邦大志望生でなくても生物選択者ならば参考になる話ばかりでしたね。いつもニコニコしていて優しい牧島先生の楽しい生物の授業はたくさんの受験生を魅了しています。引き続きD組の医学部受験生たちにも熱意あるご指導をよろしくお願いいたします。

医学部専門予備校D組では、現在の成績に関係なく、10人程度の少人数クラスで牧島 央武先生の数学の対面講義を受けることができます。
少人数制だからこそ可能な、きめ細やかな指導と、質疑応答の時間を豊富に設けることで、生徒一人ひとりの理解度を深め、着実に実力アップを目指します。
さらに、アットホームな雰囲気の中で、周りの生徒と切磋琢磨しながら学ぶことができるのもD組の魅力です。

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