日本医科大学医学部英語の傾向と対策!(D組講師 大西 充彦先生)

2025.03.05
日本医科大学医学部英語の傾向と対策!(D組講師 大西 充彦先生)

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日本医科大学医学部英語(2025年度/一般)-入試情報

出題形式

論述、選択肢

試験時間

90分

難度(5段階)

3.9(やや難しい)

分量(必要時間)

95分(やや多い)

合格に要する正答率予想

61%

大問数

3問

出題内容

長文読解、自由英作文、小問集合

求められているもの

非常に長い長文を読み、そこに対して様々な形式の設問が多く付され、時間を要する問題となるので非常に集中力が必要になる。長丁場に耐えられる精神力が試される。

今月は日本医科大学英語の過去問に精通されている医学部専門予備校D組英語科講師の大西 充彦先生に入試対策をお聞きしました。

唯一無二の出題形式

大西 充彦先生よろしくお願いいたします。早速ですが近年の日本医科大学の英語には特別な傾向はありますか。傾向を表す具体的な出題事例があれば教えてください。

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2020年までは概ね600語程度の長文が2題、小問集合が1題、自由英作文が1題と言う構成でしたが、2021年以降は2000語程度の長文が1題と小問集合、自由英作文という構成が続いています。この超長文については、その長さにおいては、私立医学部入試において類を見ることはなく、設問形式についても独特なものが含まれています。具体的には、内容一致問題において、「本文の内容に合わないものを選び、さらにそのように判断した理由を、本文および選択肢の具体的な内容に照らして日本語で説明せよ。」という設問があります。内容一致の選択の根拠を問う問題は日医の大きな特徴と言えます。そのほかにも「正しいものを全て選べ」という形式の内容一致や、動詞の語形変化、脱文挿入など多岐にわたる形式の問題が、一つの題材に対して付されるのも特徴と言えます。また、2024年度においては、長文の内容について英語で答える問題が出ており、独立した大問での自由英作文に加えて実質英作文の問題が追加される形となりました。
小問集合に関しては、発音・アクセント、定義に合致する単語の選択、空所補充、正誤判定、特定の品詞機能を持たない単語の選択などが問われ、その中に「全て選べ」というタイプの問題も散りばめられ、中途半端な知識では対応が難しい問題が多く見られます。
自由英作文については、近年は16行程度の解答欄となっており、150語程度かそれ以上の英文を書くことが求められます。内容はテーマについて意見を記述するタイプの問題が主となります。基本的には長文の内容に即したことが問われるので、問われていることを理解するには、正確な読解力も必要となり、一般的な自由英作文の問題と比べると難問と言えます。

主体性をもって医学の道を進む学生

大西 充彦先生としては、その傾向にはどういった大学の意図が現れていると想像されますか。

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表面的な勉強だけで満足するような学生はお引き取りください、といったところでしょうか。英文についてしっかりと考えて、選択肢の問題においても、なんとなく選ぶのではなく、根拠を自力で考えようという姿勢、一つ一つの知識について、妥協なく正しく理解しようという姿勢、そして日本語のみならず、英語においても自分の考えを明確に伝える姿勢といった、自ら学び、思考する力をもち、将来的に主体性をもって医学の道を進むことができる素地のある学生を選別することを狙っているのだろうと思います。「全て選べ」「誤りを選べ」「根拠を示せ」「意見を述べよ」といった日医の特徴と言える問題に、この姿勢が現れているように思えます。

過去問の中でも短めのものから始める

日本医科大学医学部の過去問を使った効果的な学習法があれば教えてください。

先ほども申し上げましたが、2021年以降は超長文の問題になっているので、いきなり手を出すのは難しいと思います。まずはそれ以前の比較的短めの問題から取り組んでいくことをお勧めします。長文の長さは変われども、日医特有の問題は昔から変わっていないので、設問形式への慣れという点では有効な対策となります。短いものから始めて少しずつ日医の問題の問い方に慣れていきましょう。また、この際時間はあまり気にせずにじっくりと読んで、正確に理解をするように心がけることが大切です。時間を意識するあまり、適当な読みになってしまうと、日医が求める、根拠を自力で考えようという姿勢、一つ一つの知識について、妥協なく正しく理解しようという姿勢とは程遠い学習となってしまいます。正確に読む姿勢があれば、速さは後でついてきます
小問集合については、大問の構成が他大学とは大きく異なりますが、実際に問われている内容は何ら特別なものではないので、普段の語彙暗記、文法学習を高い精度で取り組み、知識・理屈についての正しい理解を身に着けるように心がけましょう。

語彙・文法・精読を全て高水準で身に着ける

現在、まだ合格水準に足りていない受験生が日本医科大学医学部の合格水準に達するための努力としてはどういったものが考えられますか。

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この記事を読んでいただいている時期にもよります。まず3月、つまり概ね入試の1年前であるならば、基本的なレベルの単語帳を完璧に仕上げ、英文法を体系的に学習し直し、正確な構造把握をする力を身に付けましょう。そして、夏ごろからは医系の英文を読み、医学部特有の語彙も含めた骨太の語彙力を作り上げていきつつ、英文法については単元学習レベルで定着してきたら、少しずつ総合形式で演習を進めていきます。また、比較的難解な構造を含む英文の解釈と和訳の練習を積んでいきます。秋以降は、先ほどお伝えしたように、2010年あたりから2020年までの過去問から長文を抜粋して、日医の長文のレベルに慣れていき、総合力を高めていきます。それと同時に自由英作文の対策も進めていきましょう。自由英作文については最初から過剰に型にはめた書き方にすると、自分の型で書くのが困難な問に対応ができなくなるため、最初は文間の繋がりと代名詞の使い方だけを意識して、自然な流れの英文が作れるようになりましょう
最後に冬、まさに直前期にあって、ここまで述べたような事柄が定着していないとしましょう。正直合格はかなり難しいと言えますが、あきらめずに過去問をやってください。過去問を通じて自らの抜けている部分、弱点を見つけてください。弱点が見つかったら、立ち戻ってそこを埋めて行ってください。この作業をできる限りやり切って、入試を迎えましょう。簡単な方法、近道はありません。そんなのがあったら、ここまでの話はは何だったんだって話ですよね。間に合うかどうかは合否が出るまでわからないわけなので、そこまでは何とかあきらめずに走り切ってください。

最後まで頑張り続けること

これまで日本医科大学医学部に合格してきた受験生にはどういった特徴がありましたか。

基本的には優秀な生徒がほとんどですが、特に印象に残っているのは最後まであきらめずに頑張り続けて合格した生徒です。もともと英語は相対的にはあまり得意ではないながらも、それなりには取れるという生徒でしたが、秋ごろから一気にスランプに陥り、過去問演習で客観式の問題を全て間違えたこともありました。記述問題のできについては推して知るべし。さらには追い打ちをかけるように、私も煽るわけです。それでも心を折らずに乗り越えて、最後にはしっかりと合格していった。すごく印象に残っています。あ、煽ったりっていうのは生徒の性格をみてやってますのでご安心ください!

全体を見て冷静に見極める

日本医科大学医学部の入試当日に気を付けてほしい点はありますか。

まずは問題と解答用紙を全て目を通しましょう。それによって新しい問題形式が出ていないか、どれくらいの記述量が求められるかを把握するように努めます。試験が始まってからは、なるべく長文に時間を割くために、知識系の問題に時間をかけすぎないようにします。語彙の問題などで、わからないものについては時間をかけても答えは出ないので、さっさとあきらめて考えれば解けるタイプの問題に時間をかけます。とにかくどんな問題が出ても冷静に落ち着いて、取るべき問題を見極めましょう

初心を忘れないこと

これから1年受験期に入る受験生に熱いメッセージをお願いします。

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初心を忘れないでください。おそらく今は1年頑張ろうという強い決意があると思います。この春失敗して、浪人することになった人は悔しい思いを二度としたくないでしょうし、現役生もこの1年で決めようという思いでスタートしているはずです。ただ、長い受験生活では気持ちが沈むこともありますし、モチベーションが上がりにくいこともあります。そんな時には今の気持ちを思い出してください。それでも気持ちが上がらなくても、塾・予備校・学校、自分にとっての主たる学習の場に足を運んでください。一人で閉じこもらないでください。周りにいる仲間や先生と、強い決意をしている「今の自分」の助けを借りましょう。乗り越えればきっと未来は拓かれます。

心の名作

最後に大西 充彦先生の心の名作を教えてください。

映画『グリーンマイル』です。人生や運命について考えさせられます。

なるほど、大西 充彦先生ありがとうございました。引き続きD組の医学部受験生たちにも熱意あるご指導をよろしくお願いいたします。

医学部専門予備校D組では現在の成績に関係なく10人程度の少人数クラスで大西 充彦先生の英語の対面講義を受けることができます。少人数制だからこそ可能なきめ細やかな指導と、質疑応答の時間を豊富に設けることで生徒一人ひとりの理解度を深め、着実に実力アップを目指します。さらに、アットホームな雰囲気の中で周りの生徒と切磋琢磨しながら学ぶことができるのもD組の魅力です。

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