今日も朝一番のチュートリアルは読書について。最初は山本周五郎「赤ひげ診療譚」の紹介。今の若者は赤ひげというワードを知らず、享保の改革により小石川療養所が設置されたことから、そこで働く人道主義の医師新出去定、彼の下修行に励む保本登の葛藤と成長は、医学部を目指す医学部受験生には格好の教材です。
令和の赤ひげとなる人材を育てたいところです。続いて、医学書院の「まんが医学の歴史」の紹介。医学の歴史上大きな功績を残した先人たちを、婦人科の医師でもある漫画家の茨木保先生の熱い思いで描いています。
個人的には、アンブロワズ・パレと、イグナーツ・ゼンメルワイスの章がグッと来ます。生徒たちにどこまで響くか。医師としてのロールモデルが見つかればモチベーションも上がりますし、小論文、面接でも非常に有用なネタになります。先人に学ぶ、大切にしたいですね。
七沢校舎長によるチュートリアル(読書について)
2024.04.25